評判の良いWADAXを徹底評価：実際に借りて試してみました
このコンテンツではレンタルサーバー比較.websiteの運営者が実際にレンタルサーバーを契約してその使い勝手や具体的な機能を紹介しながら簡単にレビューを行っていく予定です。実際に契約して確認するというコンセプトですのであまり数は望めませんが出来るだけ詳しく・正直な印象をお伝えしたいと思います。
UPDATE! 「実際に契約して使ってみた」WADAXの評価・レビュー (2014.1.15)
第一弾はレンタルサーバー比較.websiteのユーザーレビュー(採点)で評価が高かったWADAX(ワダックス)です。
実はWADAXは2003年頃から現在(2013年)まで個人的に仕事で利用しておりまして、この価格帯としては当時よりデータのバックアップ体制が整っており、安定性も高い事から継続利用しているサービスの一つです。
この価格帯では大変珍しくWADAX(ワダックス)には電話によるサポートがあります。24時間では無いですが365日対応。 平日は午後10時迄対応なので安心感があります。 実際に何度か電話してみましたが大変丁寧な対応で好印象でした。
メールでも何度か問い合わせをした事がありますが こちらも1～数時間で返事がありサポート体制は良好だと感じました。
個人的に非常に重視しているのがこのデータバックアップ体制です。 格安レンタルサーバーの殆どはこのデータバップアップ体制がありません。 WADAX(ワダックス)ではRAID6というミラーリングの最新技術に加えて1日2回バックアップ専用NASサーバーへ全データを数世代バックアップ。 通常のトラブルはRAID6で対応できる筈ですが、最悪の場合でも1日前のデータで復元できるというのは何とも心強いです。 サーバ自体は国内大手のインターネットデータセンターで管理されており365日24時間体制で運用されています。
前述の通りWADAX(ワダックス)を4年近く仕事で利用していますが、平日日中に繋がらなかったという覚えが殆どありません。他社のサービスも多数利用していますが個人的な印象では非常に安定性が高いと言えると思います。メンテナンスなどの再起動は早朝5～6時前後に行われますが事前にメールでの案内があるので安心です。
WADAX(ワダックス)におけるMySQL、PHP等のバージョンは比較的保守的と言えるかと思います。これらは契約時の段階で最適であると思われるバージョンを採用しているようでサーバによって異なります。MySQL3やMySQL4.0やPHP4などの最新バージョンで無いサーバであっても突然バージョンを上げるという事は無く、新バージョンを採用したサーバーへの移設を希望するかどうかという案内がありユーザーが選択できる形式になっているようです。つまり、希望しない場合は基本的にそのままのバージョンで利用できるという事になります。この点を再度、電話でWADAX(ワダックス)に問い合わせてみたところ、どうしてもセキュリティーの問題でバージョンアップせざるを得ない場合は事前にその旨案内するという回答を得ました。
PHPやMySQLなど一通りの機能が備わっていると言えると思います。WADAXの基本機能はこちらでまとめておりますので参考にしてください。 標準機能以外では次のようなサービス(オプションを含む)が利用できます。
- cronの利用
- WADAXのオリジナルシステムである＠Next Styleプログが利用可能
- セキュリティー診断（サーバーレベル）
- ショッピングカート：ネットショップオーナー・ダヴィンチカート対応
- クレジットカード決済・コンビニ決済機能対応
WADAX(ワダックス)の中で一番安価なスタンダード・セキュリティパック ブロンズ(月額1995円～)でも容量50GBと大容量です。通常のホームページであれば100MBあっても使い切れないくらいですのでその500倍の容量だと考えれば十分すぎる容量であると言えます。逆に言ってしまうと一番安価なブロンズで十分という事で上位のシルバー(100GB)・ゴールド(150GB)プランは余程の事が無い限り利用する機会が無いような気も・・・
一番安価なスタンダード・セキュリティパックでは追加ドメイン１つにつき初期費用5,000円、月額1,000円でマルチドメインが利用可能。WADAX(ワダックス)におけるマルチドメインは、主契約ドメインの1つのディレクトリを、マルチドメインでアクセスされた場合に単純に表示させる、Webのみのオプションサービスです。別ドメインでのメールも必要な場合は新規契約した方が良いようです。
WADAX(ワダックス)のコントロールパネルはWADAX(ワダックス)独自に開発したと思われるシステムを採用しています。全てWADAXオリジナルのシステムで統一されている訳でも無いのでPleskなどのコントロールパネルと比べると戸惑う部分もあるかもしれません。実際のコントロールパネルはこんな感じです。
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| 機能一覧 | DNS問い合わせ | アクセス制限ユーザー設定 |
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| CRON設定 | CGI・SSI・BASIC認証設定 | Perl文法チェッカー |
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| webalizer | MySQLのデータベース作成 | PostgreSQLのデータベース作成 |
備忘録として幾つかWADAX(ワダックス)ならではと思われる点をメモしておきます。。
- 1年単位で契約すると初期費用が無料になる。
- 契約後アカウント情報などが記載された用紙が郵送されてくる。
- 申し込み時に希望すれば領収書を郵送してくれる。
- 解約する際は１ヶ月前に必ずその旨を伝えて手続きする必要あり。（入金しない場合は解約とはならず後日請求される。）
- 解約はファックス又は郵送で手続きをする必要がある。→予め確認しておくと安心です。
- .htaccessによる設定可能
- mod_rewrite対応
WADAX(ワダックス)は安定性やデータのバックアップ体制を考えると非常にコストパフォーマンスが高いサービスであると言えると思います。逆にこの価格帯の共用サーバーでこれ以上を求めるのは無理かもしれません。自由度を求めるのであればVPS・専用サーバー、より低価格なものとなるとバックアップ無しのホビー系サーバーが対象となりそうです。
自由度・低価格を追求すれば安定性が損なわれるのが道理ですから、低価格かつ一般的な仕様で安定性・信頼性の高いビジネス用のサーバを探している方にはWADAXのレンタルサーバーは有力な選択肢の一つとなるでしょう。PHPやMySQLの環境も標準的な内容なのでシステム利用・開発する方も戸惑う事が無いと思います。
WADAX(ワダックス)の中で個人的におすすめのプランを一つ挙げるとすると、
一番安価なスタンダード・セキュリティパック ブロンズの1年契約(初期費用無料サービス・月額1995円)でしょうか。WADAXの中でも非常にコストパフォーマンスが高く標準的な用途であれば非常に満足度の高いプランだと思います。